バランス
基本我が家は長男が夕飯を作っている
時々冷蔵庫に私には理解できない、理解不能な食材が残っている
と言っても何か特別な状態ではない、長男が料理をした残りの野菜や肉である。
たとえば、
プチトマト二個もしくはほんの一口大のまいたけプチトマトは生姜焼きの脇に添えた残りである。
たった2つ残すなら2人で食べているので一つずつ多くお皿に乗せればそれで良いのではないかと思う二つ残ったプチトマトをいつどのように使っていいのかと私は思う。
そして、マイタケは、先日寒かった日に鍋をして、その残りである。
ほんの一口程度で終わるような分量の舞茸をなぜ残したのかとても不思議である。
次にどのようにして使っていいのかは分からない。
確かに残るという視点で見れば、
そのような半端なことになるのだが、
長男の視点では生姜焼きの脇に添えるプチトマトの数は三つがちょうど良く四つだとバランスが悪いのだと彼は考えたのであろう。
舞茸も中に入れた時にもう一つ入れてしまうと何か鍋としてのバランスが崩れるのだと彼の視点から映るのであろう。
彼は集中すると回りが見えないタイプでもある。
とても微妙なバランス感覚を持って、そしてそれを忠実に、その感覚に対して忠実に料理を作っているのだと思う。
人はあらゆる場面で様々な尺度でバランスを保ち、生きているのだと思う。
もしくは、バランスが一方に傾いたまま、それが正しいと思って生きている場合もある。
後者の病場合はその状態に気づかないので、いずれ身体いや心に不具合が生じてくることが起きるのが自然である。
その様な状況にならないように整えるのがヒーリングの役割の一つでもある。
ヒーリングということをしていると、人をそのような視点から眺めることもあるんだなと自分を思い面白く思う。