熊谷洋平ブログ

髪を切る

ココ最近、柄にもなく表参道のヘアサロンに行っている

それもただのヘアサロンではない表参道の中でも老舗的存在であり、人気も注目度もナンバーワンのお店である

しかも担当していただいてるのはそのお店の中で今1番勢いのある美容師さんである

私の知り合いの髪型がいつも素敵で

センスもカットも上手い美容師さんに切ってもらってるのだろうなと
彼女の髪型を見て思っていた

ある時髪型を大きく変えたくて色々探していたのだけどいい所がみつからなく

彼女に紹介してもらったのである




髪を切ってもらって感じたことがある

すごくハサミにこだわりを感じて
切れ味もそうであるが
使い方である
髪の毛にダメージを与えないように切っているのが
切られる側として伝わってくる

刃物は破壊的な行為をする道具である

だから使う人が切るという行為に
どのような考え方を持っているかによって
全く違うものになってしまう

切るという単語には色んな意味がある

縁を切るというように
物事に区切りをつけるという意味もある

今までの髪型(自分)に区切りをつけて
新しい髪型(自分)になって暮らして行くという意味もある

失恋して髪をきる
お詫びには頭をまるめるとか

そういう意味を理解して
私の髪を切ってくれている

完成系をイメージして
それをめざして余分なところを取り除き
元々持っているものを活かしさらに
それを輝かせる

しっかりと集中してる

コンマ1ミリの違い

無駄のない動き

必要最小限の動き



ただ形を作るだけでなく

その形がその人の生活の中でその形がどのように影響するのか

だから時にはお客さんののぞみより
トーンダウンすることもあるのだと思う

トーンダウンした結果お客さんが得るものが
その場の満足度は70~80%でも
次回髪を切って貰うまでには120%になっている

皮膚や爪

そして髪の毛

人の身体は過去の生命で覆われている

それらで守られることで生命が保たれている

新しいものを取り入れるためには、
古いものを捨てている必要がある

それの繰り返しで今の自分が成り立っている


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